シュリーの店

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トップメッセージ

kodama

ごあいさつ

理事長 児 玉 芳 明

「こんにちは」「お疲れさま」。障がいを持つ人も持たない人も、誰もが笑顔であいさつを交わし楽しく働き、生活出来る社会をさっぽろシュリーは目指しています。昭和51年、札幌市が身体障害者モデル都市の指定を受けたのを機に、札幌市内の障がい者団体関係者が障がい者のための福祉作業所を作ろうと設立されたのがさっぽろシュリーです。一般企業に雇用されることが困難な障がい者に健常者と同じ労働条件で職場を提供して自立を支援しようとするのが目的でした。

その熱い思いは障がい者雇用を推進させる先進的な取り組みとして評価されて40年余になります。靴修理や傘直しなどの身近な存在として市民から愛され、親しまれています。良いものを長く使いましょうと資源を浪費しない環境にやさしい生活も訴えて来ています。

国連・障害者権利条約の国内批准を契機に障害者雇用促進法などが整備され、障がい者が働く環境は改善されつつありますが、まだまだ社会的には厳しい障壁が存在します。シュリーの店で働く人は全員が体に不自由なところを持っていますが健常者と同じ労働条件で働いています。超高齢社会の到来で障がいを持つ人の数も増えてきています。そうした人たちが差別されないで生活できる社会は、だれにとっても過ごしやすい心豊かな社会です。これからも市民の皆さまと明るくあいさつを交わし合いながら障がい者の職場を広げていく努力を続けていきたいと思っています。